生きた記録

自分が生きてきた記録をジャンル問わず書こうと思います。

選挙管理のお仕事と、選挙の話。

先に書いておきますが、選挙全体について思ったことなので特定の政党や候補者に肩入れした事を書くとか、政治の知識がないと楽しめないことはありません。
私も政治の知識疎いくらいです。つてありきとされるバイトの裏話みたいな感じで読んでいただければ、と思います。

さて、私はとあるつてで過去に二回ほど選挙をお手伝いするアルバイトをしたことがあります。
神奈川県ではありますが、過疎が進んだ首都圏内では老人比率が比較的高い区域です。
小、中学時代の友人がたまに選挙に来るかな、くらいの場所でした。

選挙管理の仕事は前日の設営と当日の運営です。
前日の設営は選挙に行ったことがある方なら分かるかと思いますが、床にシートを敷いたり、筆記台を設置したりします。
当日の流れも選挙に行った経験が一度でもあればわかると思いますが、案内係、名簿対照、案内(葉書)回収、投票用紙渡す係、取りまとめる代表者みたいな仕事があります(どれも座ってできる会場が多いかと思います)。

前日の設営は会場の規模にもよりますが1~2時間程度で、管理者の打ち合わせも含まれます。

当日は6時半頃に集まって看板を出すなどの最終的な準備をします。
そして私が手伝った地区では一番初めの投票者はほとんど固定だそうなので、箱を確認してもらうための準備もしました。

7時の投票開始はラジオで時間を正確に合わせて行います。
この時点からご老人率がとても高いです。

先にバイトの話をすると、拘束時間は6:30~21:00です。長いです。
でも、休憩はよく回りますし、座ってる時間が長く人が来ない時間帯もあるため、暇でも耐えられる人にとってはすごく楽で割の良いバイトかと思います。

ここから書きたいのは選挙の会場を一日見ていて思ったことです。
まーた若者の政治離れ的ネタか、と思う方は特に見なくて結構です。
今回の日記はただただ自分も危機感を持たないといけないと思ったことなので。

まず、地区の特性もあるかとは思いますが、とにかく投票所に来ている方はお年寄りが多い。
連れ立って夫婦でいらっしゃる方が特に多いですが、仮にお一人で来ても「後で主人も来るわー」と仰る方が複数いました。

そして当日でも候補者の確認や政党の特徴を確認しようと情報を得ようとしていました。
自分達の思いをきちんと活かしてくれる人を選ぼうとしているのが伝わりました。

その反面、両親と来ている20代前半の方で親におすすめの政党を聞いている方が複数いました。
自分でどんな考えか、と調べずにおすすめに頼ろうと言う姿勢は、分からなくもないですが、もし親が自分の利益ばかり考えていたら?私たち世代の搾取に躊躇がないとしたら?
なんて考えると、少し怖かったです。


ご老人は、代理投票になっても、介添人と一緒にでも、投票に来ています。

確かに老後老人の補償は大切なことです。

でも、私たちの考えがなく、選挙も行かず、行ったとしても考えなく投票をして、考えを反映されないのってとっても怖くないですか?

18歳から選挙権が与えられるようになりました。
若い方の投票率があがるのはとても良いことだと思います。
でも、今、もう少し興味を持てる公正な場は作れないんでしょうかね?

以上、投票所はお年寄りが多い話と選管バイトの話でした。